第六章 12
煙がゆらりとのぼる東の門。まるで何かが大きく爆発したかのように瓦礫や土埃が散乱し、かすかに焦げたような匂いが漂っていた。 そこへ駆けつ...
第六章 10
灼熱の日差しが、アズカー地方の鉱山を照らしつけていた。 荒涼たる大地に吹きつける風は乾いて熱く、中央の華やかな貴族生活とはまるで別世界のよ...
アタッカー 8
「ちぇっ、中央のやつらめ……あたしらだってやれるんだ!」