
法下の武力
夕暮れの教皇庁の廊下に、重い足音が響いていた。 聖女ジオッドは報奨金の入った革袋を腰にくくり付けながら、無言で歩を進める。 バイザーで隠...
夕暮れの教皇庁の廊下に、重い足音が響いていた。 聖女ジオッドは報奨金の入った革袋を腰にくくり付けながら、無言で歩を進める。 バイザーで隠...
「はえ~こりゃ大物だ。近くで見るとホントでかいね」 ムーゼルはあんぐりと口を開けたまま、ジオッドがおびき寄せた獣魔を見上げた。
「ここが正念場だ! 一気に決めるぞ」
「守ってみせるわ☆ シールド、展開!」
三国の領地防衛において要所とされるディメウス防衛圏の中央に建設された海上要塞。
「アーッハッハッハ! どんどん来いッ」
「戦いには死力を尽くす。以上だ」
「ふふっ、いいじゃない。燃えてきたよ」
短期決戦を想定した特殊部隊で、大型獣魔に対抗するために編成された。