夏の陽射しが降り注ぐ日曜の朝、教会の鐘が鳴り響いた。
アズトラ教徒たちが次々と教会へ向かう中、突如として空に異変が起こった。
まばゆい青空の中に、複雑な幾何学模様が浮かび上がったのだ。
まるで巨大な万華鏡を覗き込んでいるかのような光景に、通りを行き交う人々は足を止め、息を呑んだ。
「見てごらん!あれは…」
驚きの声が街中に広がり、みるみるうちに人だかりができていった。
信者たちは膝をつき、祈りを捧げ始める。
懐疑的だった者たちも、この不可思議な現象の前に言葉を失った。
神父は教会の前に立ち、静かに微笑む。
「神の御業は、時に我々の理解を超えるものです」と、彼は囁くように言った。
その日以来、バトリグの街は「天空の奇跡」で知られるようになり、巡礼者たちが世界中から訪れるようになった。
コメント
これはアズトラの宝剣がもたらされ、ゼタリリアが天啓を受ける前兆なのか?
神父は荘厳な事象に上手く乗って教団の神威を高める事に利用していますね。
次に天空に紋様が浮かび上がった時に「神の御業だ」と得意げに説教を開始したタイミングで紋様から獣魔が出現したら面白いです。
笑ってしまいました笑
神父はどんな顔するんでしょうね。
教団のイメージアップのためになにか知ってるっぽいこと言ってますが、実は何もわかってないという…!