帝城へ戻ったオーゾレスを、伝令の兵士が慌ただしく迎えた。
「オーゾレス様! 大変です! ゾルオネが獣魔を――」
最後まで聞く前に、オーゾレスは小さく笑った。
「あらまあ」
黒いドレスの裾を揺らしながら、ゆっくりと広間へ歩いていく。
「やっぱり裏切ったのね」
焦る兵士とは対照的に、その足取りはどこまでも穏やかだった。
「現在、三手に分かれて迎撃中です!」
「そう」
オーゾレスは顎に指を添え、少しだけ考え込む。

「んん~、ルーちゃんにはマルちゃんがついてるものね」
小さくうなずく。
「小型獣魔ぐらいなら、何とかしちゃうでしょ」
そして静かに微笑んだ。
「やっぱり心配なのは、パルちゃんの方かしら」
その一言で、広間の空気が変わる。
「ゼハインちゃんが動いているなら……きっと何かあるわ」
オーゾレスは窓の外へ目を向けた。
夕暮れの空が赤く染まり始めている。
「というわけで、私も行ってくるわ」
灰色の杖が音もなく宙へ浮かんだ。
「後はお願いね」
「はい!」
兵士が深く頭を下げる。
黒いドレスが風を受けてなびいた。
オーゾレスはバルコニーから軽やかに身を躍らせる。
その姿は夕空へ溶けるように飛び去り、ほどなく帝城の上空から消えた。
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コメント
国境近くを偵察ということはリガレア帝国は獣魔以外にも脅威にさらされているってことですよね。力ずくでまとめあげたせいで周辺国からひんしゅくを買ってたりとか?
小さな国をまとめて帝国、といっても周辺にはまだ国がありますのでやっぱり摩擦はあります。
そのあたりを視察するのも内政を一手に引き受けているオーゾレスの仕事なんですが…
ひとりでいろいろとやりすぎですね。
なんでちょっと楽しそうなんだよw
たぶんちょっと楽しいんだと思います笑
ゼハインだけ、ちゃん呼びしない…オーゾレスも同類の種族!?
善悪併せ持つ聖女BLITZだけに「ロードス」の灰色の魔女を思わせます。
退場したギルゼンスの分、裏の顔も楽しみです。
先ずは表の綺麗な「あらあらウフフフ」に期待しています。
ゼハインのことは警戒していたようです。
灰色の魔女カーラですか。
オーゾレスは魔女みのある聖女としてデザインしていて、色や武器なんかも意識しています。
なんかワルいこと考えてるのは間違いないですが、いつ暴れ出すんだろう…
ルジちゃん・・・
エリちゃん・・・
ルーちゃん。。
ルジちゃんはなんか呼びにくいですね笑
オーゾレスはかなり大雑把な性格なので思いつきで呼び方を決めています。
オーちゃん オママ オ母(おっかあw 何時の時代、何処の人だろう(笑)
オーママ!
他の聖女よりは少しお姉さんですが、親子ほどは年齢は離れてなかったり。
ゾルオネが裏切ることを予測はしてた。
でもゼハインが絡んで早くなるとは思ってなかったのか。
援軍としては頼もしいけどゾルオネVSパルゼアたちはもう始まってるはず?
ゾルオネはいつか裏切るだろうとふんでいたのですが、ゼハインと絡むことは予想外だったようです。
オーゾレスも忙しいですし。
ゾルオネvsというか、ゾルオネの儀式によって呼び出されたモノvsパルゼアたちになります!
イラストちょっと変わってる
立ち絵に寄せて修正しました!
支部からきました。
目隠しをしている聖女のキャラが気になったんですけどもしかして聖女は全員目隠しをしているの?
そうなんです笑
そうですよね、そう思いますよね…
聖女がいっぱいいて、その中に目隠しをしたキャラがいるという設定ではないんです。
目隠しをしたスタイル抜群の高身長お姉さんがデカイ武器でデカイ怪物をぶっ飛ばすお話です!
目隠しをしたスタイル抜群の高身長お姉さん達…なんて素敵な設定、思わず妖しいお店もとい、艶やかな趣味を同じくする聖女同士の黒ミサを連想してしまいます。
オ〇〇○○「遠い異国より、ようこそおいで下さいました。淑女の皆様。今宵は素敵な宴。
ギルちゃんが参加されなくなってしまった事が悲しいですわ。」
聖女BLITZの基本コンセプトは高身長お姉さん、目隠し、デカイ武器、vs怪物、これで説明できてしまいます。
オーゾレスはなんか怪しいことやってそうですけどね笑
ギルゼンスとはまた違った方向かもしれません。
このお姉さんいい匂いしそうw
ぜひスリーサイズを教えて下さい!
お花が好きなのでフローラルな香りがします。
スリーサイズは…88・58・91、だと思います!