グレイザ

第五章

失意の燐光

「僕らひとりの力は確かに小さい。だけど、みんなが目標を共にしてまとまれば大きな力になるはずだよ」エリオンは真っ直ぐにグレイザの目を見てそう言った。
第五章

崇高なる天蛇

群れのボスと見られるエルパードの鱗は、まるで天の裁きを宿しているかのように美しく輝いていた。不気味に輝く双眸は鋭く、見つめられるだけで心を射抜かれるような畏怖を感じる。それでも、全身からただよう神々しい気配は、人知を超えた存在の崇高さを思わ...
第五章

沿岸の攻防

「おばさま、クッキーを焼いてみたんです。後で一緒に食べましょ」聖女ジュレインの屈託のない笑顔。彼女も望んで天啓を受けたわけではない。ましてや、獣魔と戦う運命など――
第五章

凶猛なる老将

「あたしの娘たちを手にかけたんだ。生かしちゃおけない」血に塗れた聖女を抱きかかえたまま、聖女グレイザは低くつぶやく。バイザーの下で狂気に満ちた目が海をにらんでいた。
アタッカー

聖女グレイザ

「ナメた真似をするヤツは天獣だろうが神だろうがブッ殺す。それが聖女さ」