神器の沈黙
ギルゼンスの掌から巨大な火球が放たれ、再生していくガルズレムの喉元へと一直線に飛んでいく。 轟音と共に大爆発が起こる。 あたり一面がその...
ギルゼンスの掌から巨大な火球が放たれ、再生していくガルズレムの喉元へと一直線に飛んでいく。 轟音と共に大爆発が起こる。 あたり一面がその...
昼下がりに差しかかった空では、太陽がぎらぎらと海面を照りつけていた。 白い雲ひとつない蒼穹の下、5人の聖女たちによる爆撃が続いている。 ...
「はやまったね、ジオッド」 戻ってきた聖女の報告を聞いたグレイザは、拳で机を叩き、立ち上がる。 その背には闘気が立ち昇っているようだった...
頭上の太陽に黒い人影が重なる。 垂直に天から落下するように神獣に近づくその影は、黄金に輝く4本の大剣を携えていた。
大きく開いた神獣の口から閃光がほとばしる。 ルジェラムの天盾による障壁は突き破られ、幾人かの聖女の姿を消し去った。 「撤退だ!みんな下が...
「おい、真上に飛べ!」 「でも、このままじゃ海上要塞が――」 「どのみち、アイツに任せるしかねえ」 ベルナズはロズタロトを抱えたまま、...
すみわたる青空に轟音が響く。 ベルナズの砲型ブリッツから放たれた弾は、いずれもガルズレムに着弾し、爆発を起こす。 しかし神獣はいっこうに...
「ってぇーーい!いっけええええ!」 ジレミューの叫び声とともに、砲弾が飛んでいく。 白い煙を上げながら突き進み、遠くに霞む巨影に着弾。 ...
「みんな、よく集まってくれたわ」 聖女王ヴィゾアは海上要塞の広間に集められた聖女たちを見回した。 真剣な面持ちの者もいれば、あくびをかみ...
冷たい風が吹く、ある秋の朝。 鉛色の空が重く垂れ込め、深海のような暗い色が海面を覆っていた。 波は重々しく、まるで悲しみを飲み込むように...