第二章 26
爆発で生じた煙の中に人影が見える。 風がその姿をあらわにした。 金色の髪が揺れる。
第二章 12
厚い雲が銀色に輝いている。 見渡す限りの雪と氷のかたまり。 川は凍り、身を切るような風が吹いている。
第二章 16
「アムネズが上手くやってくれたみたいね」 ギルゼンスは満足げに微笑んだ。
第二章 6
聖女皇の寝室から艶めかしい声が聞こえる。 中ではギルゼンスの他、男女4人が入り乱れていた。
シューター 8
「秩序も自由も興味ないわ。私の居場所はここだけ」
南から暖かい風が吹く、エザリス王国の国境上空。 空は晴れ渡り、小さな雲が点在していた。 海面が光を返してキラキラと輝く。