常勝の三重奏
「よいしょ、っと」 青髪の聖女がのんびりとつぶやいた。 鈍い衝撃音。 巨大な白い盾が、獣魔の爪を真正面から弾き返す。 海沿いの街...
「よいしょ、っと」 青髪の聖女がのんびりとつぶやいた。 鈍い衝撃音。 巨大な白い盾が、獣魔の爪を真正面から弾き返す。 海沿いの街...
「……今の音、何?」 詰所の窓が、小さく震えた。 沿岸で獣魔の群れを退けてから数日。 曇り空の午後だった。
純白のドレスが、静かな風に吹かれてふわりと揺れる。 バルコニーから見える景色に溶け込み、まるで時間すら止まったかのような、穏やかなひととき...
月光に照らされる王城の回廊は、不気味なほど静寂に包まれていた。そんな夜の闇を貫くように、聖女王ヴィゾアと聖女コルゼティが対峙する。
城壁が砕ける轟音が夜の空に響きわたった。 粉塵が風に巻き上げられ、月明かりすらかすむほど視界が白く曇る。 その中から突き出してきたのは、...
「わざわざ誘いに乗ってひとりで出向くなんて。ベルナズ!あなた、自信過剰にもほどがあるわ」 めずらしく感情を露わにしながら、ジグナがたしなめ...
「手強かったわね。イズデイル、立てる?」 「ええ、なんとか…」 差し出されたガルフィズの手を取り、イズデイルは立ち上がる。
華やかな金箔の施された謁見の間に、朝日が差し込んでいた。 巨大な窓から差し込む光は、まるで神の眼差しのように室内を照らし出している。 ...
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