禁忌の記録
数日が過ぎた。 家の中は、変わらず静かだった。 ヴェイダルは研究室にこもる時間が増えた。 リンカージェも、普段通りを装って...
数日が過ぎた。 家の中は、変わらず静かだった。 ヴェイダルは研究室にこもる時間が増えた。 リンカージェも、普段通りを装って...
翌朝。 食卓は静かだった。 窓の外では波の音が聞こえる。
海風の匂いが、少しだけ変わっていた。 季節が移り始めている。
「神がお選びになったのです」 男はそう言ってゼタリリアの手を包んだ。
目隠しをした少女には、腕も脚もなかった。 それでも、誰より危険だった。 四本の黄金の剣が、少女を守るように浮いていたからだ。 ...
「あなたと一緒にブリッツの開発ができるなんて光栄です」 ゼルテナ魔導研究所の所長を務めるセトラが爽やかに微笑んだ。
「なるほど。それで魔導巨兵の動力源である『結晶核』に目をつけたわけですか」 ヴェイダルが長いまつ毛を伏せた。
「見事な仕上がりだ。古の神器にも劣るまい」 ラージェマは徹甲弾を模した超重量のブリッツを片手で持ち上げ、感応力をめぐらせた。 使用されて...
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