akima

サブストーリー

甘口の約束

「ん~甘っ! 美味しいけどさ。子どもが好きそうな味よねぇ」薄いピンクの髪を揺らして聖女ロズタロトは大げさに肩をすくめた。文句を言いながら、ふたつめのケーキに手を伸ばす。
サブストーリー

揺蕩う炎

『起きろ、女。敵だ』空が白じんだ夜明けごろ――頭の中に残響する、くぐもった低い声。ギルゼンスはゆっくりと目を開けた。もっとも、目を覚ましたところで見えるのはバイザーの裏側のみ。
サブストーリー

新たな決意

聖女ジグナは教皇庁の重厚な扉を静かに閉じた。冷たく響く廊下を一歩ずつ踏みしめるたび、胸の奥にくすぶる失望が深まるばかりだった。
サブストーリー

揺波の狭間

「あっ、またやられた~」聖女ムーゼルは竿を引き上げると、糸の先にぶらさがった釣り針をながめた。きれいに餌だけが無くなっている。
サブストーリー

野猫の祝福

黄金の髪が風になびく。肩に触れるか触れないかの長さの髪が、まるで猫の尻尾のように気ままに揺れている。
サブストーリー

対極の選択

華やかな金箔の施された謁見の間に、朝日が差し込んでいた。巨大な窓から差し込む光は、まるで神の眼差しのように室内を照らし出している。
サブストーリー

新たな居場所

オレンジ色に染まった夕焼けの街・ヴェノグに、カン、カンと鍛冶の音が響き渡る。静まりゆく街並みに、鉄を打つリズムが規則正しく溶け込んでいく。赤銅色の空と重なり、その音はどこか温かく、力強かった。
第四章

生還の約束

「おお~♡ イイ男じゃん。さっすがイル姉!わかってるぅ!」リズトレアは腕を絡めながら、困惑したリカードの横顔を見上げる。
第四章

対峙する聖魔

海面がゆっくりとドーム状に盛り上がり、流れ落ちる水が球を作る。空中に浮かぶ水の球はギルゼンスの目の高さまで登っていく。
第四章

無比なる力

「ヴィゾア様、今のうちに逃げますよ」全身が海水でびしょ濡れになったウェレジアが、海上要塞の屋上に座り込むヴィゾアに声をかけた。手に持った盾型のブリッツは、中央が大きくへこんでいる。