栄光の守護者

幼いころから、世は闇に覆われていた。 人々は魔物の脅威に怯え、諸国の戦火は絶えることを知らなかった。

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法下の武力

夕暮れの教皇庁の廊下に、重い足音が響いていた。 聖女ジオッドは報奨金の入った革袋を腰にくくり付けながら、無言で歩を進める。 バイザーで隠...

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甘口の約束

「ん~甘っ! 美味しいけどさ。子どもが好きそうな味よねぇ」 薄いピンクの髪を揺らして聖女ロズタロトは大げさに肩をすくめた。 文句を言いな...

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揺蕩う炎

『起きろ、女。敵だ』 空が白じんだ夜明けごろ――頭の中に残響する、くぐもった低い声。 ギルゼンスはゆっくりと目を開けた。 もっとも、目...

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新たな決意

聖女ジグナは教皇庁の重厚な扉を静かに閉じた。 冷たく響く廊下を一歩ずつ踏みしめるたび、胸の奥にくすぶる失望が深まるばかりだった。

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揺波の狭間

「あっ、またやられた~」 聖女ムーゼルは竿を引き上げると、糸の先にぶらさがった釣り針をながめた。 きれいに餌だけが無くなっている。 ...

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野猫の祝福

黄金の髪が風になびく。 肩に触れるか触れないかの長さの髪が、まるで猫の尻尾のように気ままに揺れている。

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対極の選択

華やかな金箔の施された謁見の間に、朝日が差し込んでいた。 巨大な窓から差し込む光は、まるで神の眼差しのように室内を照らし出している。 ...

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新たな居場所

オレンジ色に染まった夕焼けの街・ヴェノグに、カン、カンと鍛冶の音が響き渡る。 静まりゆく街並みに、鉄を打つリズムが規則正しく溶け込んでいく...

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生還の約束

「おお~♡ イイ男じゃん。さっすがイル姉!わかってるぅ!」 リズトレアは腕を絡めながら、困惑したリカードの横顔を見上げる。

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プロローグ

境界の死闘
好奇心の行方
人外の法
ゼタリリアの義肢
教皇庁の使い
聖魔の天啓
血の覚醒
紺碧の巨龍
従魔の契約

第一章

隠し目の守護者
光の戦乙女
女神の教義
アルディウス公爵邸 襲撃事件
ある獣魔の覚醒
復讐の平原
絶叫と決着
雷獣襲来
迎撃作戦
歪む信仰
それぞれの正義
血まみれの追跡者
王国の盾
夕闇の攻防
天をも堕とす
撤退
嘲笑う聖女皇

第二章

海上の決闘
安定と調和
禁断の秘術
孤独感の解消
欺瞞と謀略
遺跡の守り手
朱の彫像
地下神殿へ
光より出でし者
閃光の要撃
凶獣の復活
永遠の約束
鉄槌の聖女
夜明けの盾
夢境の泡沫
開戦の狼煙
逆襲の金猫
刹那の勝機
女皇の継承
睥睨する聖女帝

第三章

現世の真理
血染の祝福
野望の崩落
禁術の伝授
変転の首都
絶空の緋剣
猛進の対価
黒血の沿海
力尽くの正義
国母の出征
哀哭の灯台
巨獣の降臨
不退の重盾
機迅の闇刀
失意の返答
獣魔の足音

第四章

胸中の昏炎
叡智と決意
歴戦の勇士
神世への回帰
開戦の火蓋
焦燥の砲撃
怪鳥の撃墜
甲殻の毒獣
暗海の悪夢
不浄の邪鬼
不和の王者たち
無比なる力
対峙する聖魔
生還の約束

第五章

神去りし地
怠惰の群衆
傍若の凶刃
沿岸の攻防
凶猛なる老将
崇高なる天蛇
失意の燐光
宿命の閃刃
交わる運命
天上の煌龍
神眼の導き
刹那の勝機
見えざる影の青
暗然たるさざ波

第六章

神の血脈
荒涼たる大地
懐疑の闇
華麗なる独善
鎖を断つ声
波乱の合議
欺瞞の視線